タイ人

タイ王国の基盤を創り上げた民族

現代のタイ王国における主要民族。タイという言葉は「自由」を意味すると言われているが、古くは中国の「大」が訛ったもので、大人=立派な人、独立した人、奴隷ではない人という意味があり、そこから自由なという意味へと発展していった。元来は中国の西方域、雲南省などを発祥としているが、13世紀以降にタイの地に進出し繁栄した

特徴

元来インドシナ半島より北方に住んでいたこと、またタイ族の多くが華人との混血が進んでいるため、近隣諸国の民族に比べると色白な人が多く、一方で目は大きく、鼻はやや低めで幅広または丸鼻な人が多い。

代表的な民族料理

タイ人の代表的な料理は、トムヤムクン、グリーンカレーなど、多様な香辛料を使うが、特にレモングラスや͡コブミカンの葉、唐辛子、ライム、ココナッツミルクなどを多用する。

タイ人口の大半を占める民族

東南アジアを中心に分布している民族である。推定では、20世紀後半のタイ人の総数は75,760,000人と言われており、タイに45,060,000人、ラオスに3,020,000人、ミャンマーに3,710,000人、中国に21,180,000人、ベトナムに2,790,000人という分布である。タイ人はタイの人口の大部分を占めており、元々現代のバンコクを流れるチャオプラヤー川の近くに定住していたため、ほとんどのタイ人はタイ中部及び南部に多く暮らしている。

民族の移動

広西チワン族自治区のタイ族は、西暦1千年紀に南西に移動し始め、最終的には東南アジア本土全体に広がっていった。広西チワン族自治区とベトナム北部から東南アジア本土への南西への移動は、8〜10世紀に行われた。中国の拡大と抑圧によって促されて、川に沿って南西に移動し、チャオプラヤー川下流に先住していたクメール族(現カンボジア人)を退けて、1257年、スコータイ王国を建てた。このタイ族のグループは、非タイ系民族からシャムと呼ばれた。このスコータイ王国が現タイの基礎である。

タイ国家の基盤

スコータイ王国はタイ人がチャオプラヤー川流域に建国した王朝であり、クメール(現カンボジア)勢力の衰退に乗じて大きく勢力を伸ばし、領土はラオスやシンガポールの方にまで及んだと言われている。また、3代目となるラムカムヘーン王はタイ文字の発案、スリランカから伝わった上座部仏教を国教として制定、交易の自由を認めるなど、内政面や文化面で今日のタイ国家を形成する基盤を創った。当時の碑文に王の功績が記されおり、タイの三大王のひとりとして今も国民に崇拝されている。碑文中にはまた、「水に魚棲み、田に稲穂実り」と王国の豊かな様子が生き生きと描かれている。

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